「key_down」「move_by」「click」「perform」を連続で実行することでキーボードを押しながら特定座標をクリックすることが出来ます。
下記サンプルでは、まずキーボードを押下した状態のままにする「key_down」を実行しています。このメソッドは引数に指定したキーを押下したままの状態にします。次に、特定座標にマウスカーソルを移動する「move_by」。このメソッドは、現在のマウスカーソル位置を基点として、どれだけX/Y座標に移動させるかのOffsetを指定していきます。xOffsetに負の値を入力すると左方向、yOffsetに負の値を入力すると下方向にマウスカーソルが移動します。続いて「click」を引数指定なしで実行することで、現在のマウスカーソル位置(move_by実行後のカーソル位置)でクリックしていきます。最後に「perform」を実行することで、これまでのメソッドをビルドした後、上から順に実行していきます。
※アクションについてはこちら
説明
◆メソッド ・key_down(*args) :キーボードを押下 ・move_by(xOffset,yOffset) :指定座標にマウスカーソル移動 ・click :左クリック ・perform :処理の実行 ◆使用形態 ・driver.action.key_down(:shift). move_by(100, 200). click. perform ◆備考 ・特になし ◆関連項目 ・要素を特定座標にドラッグする ・要素を他の要素へドラッグする
サンプル
require 'selenium-webdriver' # Firefoxを起動 driver = Selenium::WebDriver.for(:firefox) #指定したURLに遷移する driver.get('https://www.google.co.jp') #リンクテキスト名が'画像'のリンク要素を取得 element = driver.find_element(:link_text, '画像') #Googleアプリ座標へマウスカーソル移動してクリックする driver.action.move_by(element.location.x + 60, element.location.y). click. perform
※selenium version 4.1.0で動作確認をしています(ブラウザのUIや属性値などが変更された場合、実行結果が異なる可能性があります)
実行結果

動画デモ
※字幕をONにすると解説のテロップが表示されます※