「xpath」の引数にxpath値を指定することで要素を取得することが出来ます。
xpathとは、XML Pathを省略したものです。xpathは構文が定められており、その構文に従ったxpath値を「xpath」の引数に指定する必要があります。
ただ、構文に従って記入するというよりも、Chromeデベロッパー・ツール(Chromeを立ち上げて「F12」キーを押下)やFireBugの拡張機能であるFirePathを用いることで、ターゲットのxpathを手軽に調べることが出来ます。
xpathは一意に要素を取得することができる便利な記法ですが、UIが変更された場合、ページ内の全ての要素が影響を受ける(xpathが変わってしまう)可能性があるので注意が必要となります。
※要素取得の詳細についてはこちら
説明
◆メソッド ・public static By xpath(java.lang.String xpathExpression) ◆使用形態 ・By.xpath("xpath") ◆備考 ・引数に取得したい要素のxpathを指定することで要素を取得できる ・引数で指定する属性値やインナーテキストなどの「値」はシングルクォーテーションで囲われる必要がある ◆関連項目 ・cssセレクタから要素を取得する ・アクティブな要素を取得する
サンプル
import org.openqa.selenium.By; import org.openqa.selenium.Keys; import org.openqa.selenium.WebDriver; import org.openqa.selenium.WebElement; import org.openqa.selenium.chrome.ChromeDriver; public class WebTest{ public static void main(String[] args){ //Chrome制御のためChromeDriverのパスを指定 System.setProperty("webdriver.chrome.driver", "D:\\AutoTest\\chromedriver.exe"); //Chromeを起動する WebDriver driver = new ChromeDriver(); //指定したURLに遷移する driver.get("https://www.google.co.jp"); //Googleの検索テキストボックスの要素をxpathから取得 WebElement element = driver.findElement(By.xpath("//*[@id='lst-ib']")); //検索テキストボックスに"xpathとは?"を入力 element.sendKeys("xpathとは?"); //Enterキーを押下してGoogle検索を実行 element.sendKeys(Keys.ENTER); } }
※selenium version 4.1.4で動作確認をしています(ブラウザのUIや属性値などが変更された場合、実行結果が異なる可能性があります)
実行結果
動画デモ
※字幕をONにすると解説のテロップが表示されます※