「set_script_timeout」を実行することで、javascript実行が終了するまでの待ち時間を設定することが出来ます。
下記サンプルでは、指定したドライバに対して「set_script_timeout」を実行しています。「set_script_timeout」の引数に数値(秒数)を指定することで、指定した待ち時間の間、javascript実行が終了するまで待機します。 仮にjavascript実行時間が「set_script_timeout」の引数に指定した待ち時間を超えた場合は、TimeoutExceptionが発生してしまいます。
説明
◆メソッド ・set_script_timeout(time_to_wait) ◆使用形態 ・driver.set_script_timeout(time_to_wait) ◆備考 ・非同期スクリプトの待ち時間を設定する ・設定した待ち時間を越えてjavascriptが動作していた場合TimeoutExceptionが発生する ◆関連項目 ・指定したドライバの要素が見つかるまでの待ち時間を設定する ・ページがロードされるまでの待ち時間を設定する
サンプル
from selenium import webdriver from selenium.webdriver.chrome import service from datetime import datetime #ChromeDriverのパスを変数に設定 CHROMEDRIVER = "D:\driver\chromedriver.exe" #ChromeDriverのstartとstopを制御するServiceオブジェクトを介してパスを渡す chrome_service = service.Service(executable_path=CHROMEDRIVER) #Chromeを起動 driver = webdriver.Chrome(service=chrome_service) #Javascript実行が終了するまで最大5秒間待つように指定 driver.set_script_timeout(5) #現在時刻を取得 startTime = datetime.now() #指定時間待機する非同期スクリプト(ここでは3秒待機) driver.execute_async_script("window.setTimeout(arguments[arguments.length - 1], 3000);") #3秒後に再び時刻を取得 stopTime = datetime.now() #差分の時間を表示する print(stopTime - startTime)
※selenium version 4.1.3で動作確認をしています
実行結果
0:00:03.117613