「setPosition」の引数にX座標/Y座標の値を指定することでウインドウ(ブラウザ)を移動させることができます。
画面左上隅がX軸:0 ,Y軸:0 の原点になっており、サンプルのように(200,300)を指定するとウインドウ左上隅が、X軸:200,Y軸:300に移動します。また、負の値も設定することができます。X軸を負の値にした場合はウインドウの左側部分が、Y軸を負の値にした場合は上側部分が画面からはみ出て一部表示されなくなります。
説明
◆メソッド ・void setPosition(Point targetPosition) ◆使用形態 ・driver.manage().window().setPosition(targetPosition) ◆備考 ・カレントウィンドウに対して行う ・Windowの左上隅ポジションを設定 ◆関連項目 ・ウィンドウを最大化する ・ウィンドウのサイズを設定する
サンプル
import org.openqa.selenium.Point; import org.openqa.selenium.WebDriver; import org.openqa.selenium.chrome.ChromeDriver; public class WebTest{ public static void main(String[] args){ //Chrome制御のためChromeDriverのパスを指定 System.setProperty("webdriver.chrome.driver", "D:\\AutoTest\\chromedriver.exe"); //Chromeを起動する WebDriver driver = new ChromeDriver(); //指定したURLに遷移する driver.get("https://www.google.co.jp"); //カレントウインドウのポジション(左上隅の座標)をX座標:200,Y座標:300に設定 Point targetPosition = new Point(200, 300); driver.manage().window().setPosition(targetPosition); } }
※selenium version 4.1.4で動作確認をしています(ブラウザのUIや属性値などが変更された場合、実行結果が異なる可能性があります)
実行結果

動画デモ
※字幕をONにすると解説のテロップが表示されます※