「forward」はブラウザの進むボタン押下した時と同じ動作をします。
「forward」を1度実行すると、現在のブラウザ表示から履歴を1つ進めた画面表示になります。また、履歴を1つ進めることでブラウザの戻るボタンが有効になります。
現在のブラウザ表示状態が、履歴中で一番新しい場合は「forward」を実行してもブラウザ表示状態はそのままで変化しません。
説明
◆メソッド ・void forward() ◆使用形態 ・driver.navigate().forward() ◆備考 ・ブラウザ動作に依存しているためブラウザによっては、 『進む』と違った動きをみせる可能性もある ◆関連項目 ・ブラウザを更新する ・クッキーを指定して削除する
サンプル
import java.time.Duration; import org.openqa.selenium.By; import org.openqa.selenium.WebDriver; import org.openqa.selenium.WebElement; import org.openqa.selenium.chrome.ChromeDriver; public class WebTest{ public static void main(String[] args){ //Chrome制御のためChromeDriverのパスを指定 System.setProperty("webdriver.chrome.driver", "D:\\AutoTest\\chromedriver.exe"); //Chromeを起動する WebDriver driver = new ChromeDriver(); //Googleページに移行 driver.get("https://www.google.co.jp"); //リンクテキスト名が"画像"の要素を取得 WebElement element = driver.findElement(By.linkText("画像")); //画像のリンクをクリックし画像検索ページへ移行 element.click(); //Web検索ページへ戻る(ブラウザを履歴中で一段階戻す) driver.navigate().back(); //10秒間のDurationを設定 Duration waitTime = Duration.ofSeconds(10); //ページが完全にロードされるまで待機 driver.manage().timeouts().pageLoadTimeout(waitTime); //Web検索ページへ戻る(ブラウザを履歴中で一段階戻す) driver.navigate().back(); //画像検索ページへ進む(ブラウザを履歴中で一段階進める) driver.navigate().forward(); } }
※selenium version 4.1.4で動作確認をしています(ブラウザのUIや属性値などが変更された場合、実行結果が異なる可能性があります)
実行結果
動画デモ
※字幕をONにすると解説のテロップが表示されます※