Selectクラスのインスタンスに対して「deselect_by(:text, 'xxx')」を実行することで、セレクトタグのオプションをテキスト指定で未選択することが出来ます。
下記のサンプルでは、まずSelectクラスのインスタンスを取得するために、newの引数にセレクトタグの要素を指定しています。続いて取得したインスタンスに対して「select_by(:index, index_number)」を実行することで先頭3つのオプションを選択状態にしています。最後に「deselect_by(:text, 'xxx')」の引数'xxx'にテキストを指定することで、指定されたテキストに一致するオプションを未選択状態にしています。
説明
◆メソッド ・deselect_by(:text, 'xxx') ◆使用形態 ・select.deselect_by(:text, 'xxx') ◆備考 ・指定されたテキストが存在しない場合はerrorが発生する ◆関連項目 ・セレクトタグのオプションをValue属性から未選択にする ・セレクトタグのオプションをインデックス番号から選択する
サンプル
require 'selenium-webdriver' # Firefoxを起動 driver = Selenium::WebDriver.for(:firefox) #指定したURLに遷移する<図1> driver.get('file://D:/AutoTest/Select.html') #要素をid番号から取得する(idが002のセレクトタグ) element = driver.find_element(:id, '002') #セレクトタグの要素を指定してSelectクラスのインスタンスを作成 select = Selenium::WebDriver::Support::Select.new(element) #12星座のうち先頭から3つ連続を選択状態にする for i in 0..2 select.select_by(:index, i) end #先頭から連続した3つが選択状態になっていることをWaitをおいて確認する(3秒待機) sleep(3) #指定するテキストを設定する txtSel = 'Aries' #テキストで指定したオプションを未選択にする select.deselect_by(:text, txtSel)
※selenium version 4.1.0で動作確認をしています
実行結果
Select.html<図1>
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <title>Select</title> </head> <body> <article> <p>血液型:<br> <select name="blood" id="001"> <option value="A">A type</option> <option value="B">B type</option> <option value="O">O type</option> <option value="AB">AB type</option> </select> </p> <p>星座:<br> <select name="horoscope" size="12"multiple id="002"> <option value="Ari">Aries</option> <option value="Tau">Taurus</option> <option value="Gem">Gemini</option> <option value="Can">Cancer</option> <option value="Leo">Leo</option> <option value="Vir">Virgo</option> <option value="Lib">Libra</option> <option value="Sco">Scorpio</option> <option value="Sag">Saggitarius</option> <option value="Cap">Capricorn</option> <option value="Aqu">Aquarius</option> <option value="Pis">Pisces</option> </select> </p> </article> </body> </html>
動画デモ
※字幕をONにすると解説のテロップが表示されます※