要素に対して「enabled?」を実行することで要素が有効状態か無効状態かを判定することが出来ます。
「enabled?」は要素がdisable属性で無効状態になっている場合(要素がグレーアウトになっている状態)にfalseが返されます。
下記のサンプルでは、テキストボックスとボタンの要素を取得し、「enabled?」を実行しています。ボタンは、disable属性で無効処理を実施している為、falseが返されるという結果になっています。
説明
◆メソッド ・enabled? ◆使用形態 ・element.enabled? ◆備考 ・有効状態の場合trueを返し、無効状態の場合falseを返す ◆関連項目 ・要素が表示されているか判定する ・要素が選択されているか判定する
サンプル
require 'selenium-webdriver' # Firefoxを起動 driver = Selenium::WebDriver.for(:firefox) #指定したURLに遷移する<図1> driver.get('file://D:/AutoTest/isEnabled.html') #テキストボックスの要素を取得 elemTxt = driver.find_element(:id, 'txt01') #ボタンの要素を取得 elemBtn = driver.find_element(:id, 'btn01') #テキストボックスがEnableかどうか判定 puts(elemTxt.enabled?) #ボタンがEnableかどうか判定 puts(elemBtn.enabled?)
※selenium version 4.1.0で動作確認をしています
実行結果
true false
isEnabled.html<図1>
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <title>isEnabled</title> </head> <body> <p><label for='user01'>文字入力:</label><input type="text" id="txt01" value="test"></p> <p><label for='pass01'>ボタン:</label><input type="button" id="btn01" value="button"></p> <script> function hideBtn(){ var btnElm = document.getElementById("btn01"); btnElm.disabled = true; } hideBtn(); </script> </body> </html>
動画デモ
※字幕をONにすると解説のテロップが表示されます※