「pageLoadTimeout」を実行することで、ページがロードされるまでの待ち時間を設定することが出来ます。
下記サンプルでは、GoogleTopページに遷移する前に、指定したドライバに対して「pageLoadTimeout」を実行しています。「pageLoadTimeout」の引数に数値(秒数)を指定することで、指定した待ち時間の間、ページ全体がロードされるまで待機します。しかし、引数に設定する待ち時間は、あくまでブラウザの読み込みエラーが発生しない時間内での待ち時間に設定する必要があります。
説明
◆メソッド ・WebDriver.Timeouts pageLoadTimeout(long time,java.util.concurrent.TimeUnit unit) ◆使用形態 ・driver.manage().timeouts().pageLoadTimeout(time,TimeUnit)) ◆備考 ・ブラウザの読み込みエラーが発生しない間の待ち時間設定 ・設定した待ち時間を越えてもページが完全にロードされない場合は、Exceptionが発生 ◆関連項目 ・javascript実行が終了するまでの待ち時間を設定する ・HTTP 200が返ってくるまでの待ち時間を設定する
サンプル
import java.time.Duration; import org.openqa.selenium.WebDriver; import org.openqa.selenium.chrome.ChromeDriver; public class WebTest{ public static void main(String[] args){ //Chrome制御のためChromeDriverのパスを指定 System.setProperty("webdriver.chrome.driver", "D:\\AutoTest\\chromedriver.exe"); //Chromeを起動する WebDriver driver = new ChromeDriver(); //ページが完全にロードされるまで最大で5秒間待つよう指定 Duration waitTime = Duration.ofSeconds(5); driver.manage().timeouts().pageLoadTimeout(waitTime); try{ //指定したURLに遷移する driver.get("https://www.google.co.jp"); //5秒以内にページが完全にロードされた場合以下を出力 System.out.print("The page was loaded in time!"); }catch(Exception e){ //ページが完全にロードされるまで5秒以上かかる場合はExceptionが発生 e.printStackTrace(); } } }
※selenium version 4.1.4で動作確認をしています(ブラウザのUIや属性値などが変更された場合、実行結果が異なる可能性があります)
実行結果
The page was loaded in time!
動画デモ
※字幕をONにすると解説のテロップが表示されます※